田代公園の富士見が丘公会堂建設に関する陳情について本会議で討論しました。

9月議会最終日陳情の本会議討論を以下のように行いました。

多くの住民の方々から評価すると反響頂きましたので共有させていただきます。

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私は陳情に反対の立場で討論致します。

行政は1区の近隣の方々への説明が遅れたことに落ち度があったことを認めており、陳情者の問題提起を受けて実際に事業を止め、何一つ具体の契約を進めていません。さらに説明に伺いご意見を伺う姿勢は持ち続けてきました。議会ででの予算承認後の説明会になった事実については、実際決まったことしか発表できないのが行政であることは議員の経験からもどかしい思いを持ちながらも良く知るところです。2区の集会施設について担当課が尽力してくれたとは集会施設の喫緊の建設を望む2区の住民の多くの方々から聴くところです。一方隣接する住民の方々との合意形成に落ち度があった。議会は地域集会施設の適正化、耐震化についてかねてより担当課から調査の上優先順位をつけて各地域の合意を進めていると聞いていましたので予算についても合意の上の結果として評価しました。地域の合意形ついて調査をしなかったことは議会の落ち度ともいえると思います。このような陳情に至るご心労をおかけしたことについて申し訳なく思います。しかしながら陳情を出して頂いたことで反対の理由をつまびらかに公表され、行政、議会、地域の思うところ、立場をはっきりと論点を明確にし、冷静にことを俯瞰できたことに感謝します。この審議の最大の効果をしっかりと具現化するためにこれ以上ここに停滞せず前に進みたいと思います。

 

陳情者の方は芸術家であり、はっきりとしたインスピレーションをお持ちでした。そして自然公園を切土してさらに盛土して施工を行うことに強いリスクを違和感を表明されていました。私も審議で最も重要な点はリスクであると考えています。またこの住宅地の貴重でわずかな森である事は陳情者の言われる通りです。また2つの公園が繋がっていることから、これを活かすもっと大きな視点でのデザインが必要ではと思いました。

 

ここのところの激甚化する台風による土砂災害により日本全国の植生と土壌の劣化が顕在化しました。私は危機感を持ち風土再生に取り組む団体と研究を続けてきましたので

その分野の専門家を、9月10日に運よく現場にお連れしてご意見を聴くことが出来ました。妙け側の崖については下の方がコンクリートの擁壁になっています。まずはこれによる土壌環境の悪化の指摘があり、対策が必要である事がいわれました。まさに逗子の崩落は擁壁の上の広い法面の上部の切土、植生の伐採、マンション建設された法面の事故でした。さらに切土による重さの軽減の効果よりも植生の根を無視して切土することのリスク、その結果、強風にさらされるエリアが広がるなど予想外の意見がありました。蚊が多く藪の手入れが必要で住民参画で子どもから大人までが楽しめる心地よい公園に出来る、さらに建物を建てるなら2階にする方が切土・盛土よりも良いなどの指摘がありました。今年の延べ800人を動員した5月のエコフェスタにのみや「山水郷~循環するわたしたち」のそもそものテーマ、6月の映画「大地再生の詩」の主人公である全国的に有名な造園家の愛弟子にあたる方です。陳情者の方も議場で協議の可能性に言及し、専門家の意見が聴きたいと言われました。今の二宮町の自然とともに生きるSDGsの観点からもこのような近代土木の次に来る未来に向けた持続可能な古くて新しい大地の見立による専門家を交えて富士見地区の誇りとなるような公園と公会堂整備計画を陳情者、行政、地域の方々と共に現場を検証し、喫緊で円卓会議を持ち、計画を最善の落としどころに向けて進められることを条件に反対討論といたします。

 

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