「デンマークの幸せで持続可能な社会づくり」その2教育
デンマークでは生後26週以上の子どものデイケアが保障されています。待機児童はなく、3歳児神話はない。
森の幼稚園が推進されどこの幼稚園でもまずは子ども自身が何をするか決める。
先生は子どもの喧嘩を仲裁しない。こじれても解決できるという体感が身に着く大切な時期だから。
民主主義は一日たりとも変わらないことはない。何があっても柔軟に落としどころを見つけていけるという信頼感を身に着ける
校則が無い。7年生まで成績はなく、教師、生徒の双方から評価するので3者面談は保護者はオブザーバーとなる。セラピードックを置く學校が多い~一人になりたい子どもに寄り添う。
町にお客さんが来ると必ず学校で講演をしてもらう。
不登校児には好きなことに徹底的に寄り添う(車のディーラー会社に登校するなど)
学校予算は生徒会、PTA 、学校、自治体で話し合い予算配分を決める。PTAと学校は対等
義務教育は9年だが高校は専門性が強く選択しなければならないため10年生を選択できる。
エフスコーレという全寮制の好きなことを研究できる学校に進める。
フォルクフォイスコーレといういつでもだれでも社会を知りじっくり考える学校がある!
国が半分出資し民主主義が世界を席巻した1844年に「民主主義を学ぶ学校」として設立。
一般的な教育は過去から学び正解を求めるがフォルクフォイスコーレは今と未来を考える実験の場が必要であることから全国にありとあらゆる分野75校3万人が参加。
世界を牽引する再生可能エネルギー先進国の革新的な政治家はフォルクフォイスコーレ出身者で73年のオイルショックの後原発を決めていたが風力発電テストをやったのはフォルクフォイスコーレ。現在国の経済を引き上げる世界的洋上発電会社設立に繋がっている。社会のイノヴェーションの元となった学校です。もし日本にこのような学校があったらいったいどれだけの子ども、若い人たちが生きるよすがを見つけられたのかと思わずにいられません。当然会場の全員から大きなため息が漏れました。 続く