令和2年12月議会一般質問②新庁舎WSの専門家の提言を如何に受け止めたか
11月に街づくり通信でご報告した新庁舎ワークショップを広く町民と共有するシンポジウムがラディアンホールで開催されました。私は新庁舎の議論が紛糾するにあたり町内の専門家の智慧を集めるプラットフォームを求めてきました。
行政は「本気のワークショップをする」と明言。優れた専門家の3人の方々は優れた視点を持っていた。シンポジウムも二宮町として誇りの持てる市民と行政のプラットフォームに向けた重要な進歩であったと評価します。
防災の専門家である加藤氏{東京大学生産技術研究所教授}の正しい災害リスク理解{千年に一度の浸水は2時間強で引く等}と過去にとらわれない根本に立ち返る市民感覚、素人感覚、目的の複合化、総合化する観点で建物を建てることで色々な地域課題に対応させる視点、また「防災{も}町づくりである」という視点を開設。未来に求められる庁舎機能とデジタル化について井上氏は未来に向けた二宮町ならではの公共空間、公共圏創出について紫波町オガールプロジェクト等先進事例を、またデジタル公共空間「自治体PRM」を引用された。専門家である住民と知恵を合わせる進取の覚悟を行政に問われた。山崎氏{東海大学建築家教授}も市民自治の象徴としての庁舎の在り方自然と人との関わりのセンサーを持つ二宮に相応しい不幸な建築を残さない代替可能なデザイン等事例を紹介し力説された。
シンポジウムで住民の方が「この計画の最初にこのワークショップがあったならどんなに違っていたか」加藤先生は「いろいろあったからこのような素晴らしいワークショップが持てた」と言われた。
企画政策部長は「資産」と捉えたワークショップ、シンポジウムの成果として住民にとってのプレイスメーキング、「場の創造」という視点を持っていかなければならないと答弁、町長も「町の事を考える人が宝、財産である、そして集い高め合う場から大変し刺激を受けた」とし「防災、福祉、子ども達の未来に向けて様々に展開したい。議会とも一緒に考えていく場を持ちたい」と答弁。
今回素晴らしいワークショップの参加された住民の方々はほんの一部です。
出逢いを活かし鉱脈を掘り当てなければなりません。