「デンマークの幸せで持続可能な社会づくり」その1

ぼくたちわたしたちの地球会議でおなじみのデンマークロラン島在住のジャーナリスト、ニールセン北村則子さんが帰国されるというので1月8日に急遽講演会をお願いしました。今度は大人が学ぶ番です。コロナを勘案し少人数の方々で川勾のMY STYLE CAFEを貸し切り、隠れ家風の円卓会議を持ちました。

ニールセンさんのお話をご紹介します。

デンマークは人口583万人217万平方キロメートル、九州ほどの小さい国ながらGDPは世界6位、世界一幸せな国といわれ、若者の政治参加が進む国をニールセンさんは

1信頼-性差別が殆どなく政府と国民の信頼関係がある

2安心-福祉国家 高福祉高負担 子育て、介護、年金、医療、教育18歳で不要義務が親から国へ移管(独立する生活資金を負担、親からプライバシーも守られる。安心・責任・信頼

3繁栄-世界トップシェアの産業を複数持つ。再生可能エネルギー推進と利益を何に使うか(教育予算国家予算の15パーセント)

4自由自分の人生を自分で決める文化 多様性を認め合い活かしあう誰一人取りこぼさない社会・時々立ち止まり学び続けら   れる時間

5仕事ー社会との繋がりと価値のある仕事が求められる・一律に同じようである必要はない

6民主主義一人一人が自分目線の民主主義を語る

7市民社会ーボランティアの進化と社会的な結束

8バランスー仕事・家庭余暇フレキシビリティ

の項目でまずは紹介されました。

ニールセンさんがデンマークに渡ったその日から人々が「民主主義」と言う言葉を連発し一人一人が自分に引き付けて語り合うのに驚いたそうです。なんだか夢の国のような物語を二宮町内で様々な分野で自ら創るまちづくりをされる子育て世代を中心とした20人弱の聞き手は目を丸くして聴き入りました。