若い世代と共に生きる社会を創る〜「共に学ぶ」映画鑑賞会に参加〜

 28日、神奈川朝鮮中高級学校にて、ビビンバネット(朝鮮学校と多文化共生を考える会)主催のドキュメンタリー映画の鑑賞と意見交換会に参加、約80人の生徒と市民が同じ部屋で学びました

 映画「隠された爪痕」は、関東大震災朝鮮人虐殺を記録したもので、日朝の若者達が作成した作品です。この映画を通じて、日本にもホロコーストがあったと実感しました。私は、人間はある状況では大虐殺をする、戦争をする、人間とはどういう存在なのかを新しく問い直す時代ではないかと若い人たちに訴えました。
 一人の生徒が同じ事を最後に発表しました。「毎年9月1日は関東大震災の朝鮮同胞が虐殺された日であると教えられてきた。今、自分が思うのはもう日本人とか朝鮮人とか国籍を超えた次元で事を理解していくべきではないか」

ここに伺って学生の方々と交流するのは2度目です。息子を連れてこなかったことをまたしても後悔しました。今度は是非とも束にして二宮の若者を誘いたいと心底思いました。
新しい人たちを迎える社会を作っていかなければ。深く考える、またこれから考えざるをえなくなる若い世代と共に生きる社会を創り上げていきたい。

「隠された爪痕」上映後は、呉充功(オ・チュンゴン)監督による講演