大地の再生結の杜つくり座学inにのみや
2018年4月の活動報告です。
山梨県から大地の再生結の杜つくり講座のマネージャー役である山藤真吾氏による座学が二宮の20名弱の方々ー子ども自然塾や環境、、有機農業、自然農法、NoRa二宮農園関わる方々、産業振興課の職員、町長も途中参加され、川匂の民家にて開催されました。
ここは息子がめぐみ幼稚園の時古い隣接する教会で行われたお母さん向け「お話し会」で忘れられないエリナーファジョンの寓話を素話されたZさんのご主人の実家である民家。なんという縁だろうNoRa二宮農園共同代表のM氏が(農家コミュニティレストランを展望)自由に使ってくださいと託された。
最初の子どものえんがわで素話をお願いしたZさんのお気に入りで10年前に聴いたファジョンの作品は人間の尊厳を子どもの人生から描き出された奥深い作品で、ぼろ雑巾のように子育てに没頭していた私は滝のように涙が止まらなかった。二宮生え抜きの夫の元に嫁ぐ前に私は横浜綱島の古墳の跡地と15世紀頃の神社のの跡地の広い檜の杜が繫がった山を毎日歩いてリハビリをしていた。歌を取り戻すため、自分に力をつけるために。
毎日森を歩き解った事は自然だけが人に力をエネルギーをもたらすこと。古い木のベンチに寝転び青い空を見上げると冬の木の枝先は血脈のように真紅に輝いて天に根を張っていた。植生の宇宙、踏みしめる大地の命…。不思議なことにその森で出会った音楽家が私と夫(二宮)の縁を結んでくれた。縁が縁を呼ぶ今日の座学は大地再生結の杜つくり講座に数度参加され、また自然農法を学ばれてきたNorRa代表の二見氏と二宮の自然、風土を活かして人間文化の薫る町づくりを求めるかたがたの縁の繋がりの集積となった。
大地再生結の杜つくり講座の代表の矢野氏は植物園に生まれ大地の空気と水の流れが土中の微生物の環境をつくりあらゆる命の循環に関わることに若いときに出逢い40年間追求され続けてきたとのこと。矢野氏に心酔する山藤氏の座学は奇跡的に広い畑のある庭で実践講座となり動物の目を持って空気の道を、風の道と水の道を作る、まるで踊るようなカマ裁きで植生の根を活かして軟らかい土を作る技を披露された。
今日集まられた方々の素晴らしさに山梨県から見えた山藤氏は感銘され、二宮の風土の素晴らしさをプレートの地図や古墳群を引用して説明された。
自然の微に入り細に入る絶妙の履歴とそれを観る目ー私はこのことが人間そのもののことを、子どもたちのことを言われている気がして仕方が無い。
大地へのとてもシンプルな作法、しかしながら今、大きな課題に向かえる本当の切り口ではないか?
今後矢野氏の見立て講座と6月17日エコフェスタ二宮での講演会にむけて準備します。
どうぞ皆様ご注目を!