第2回「市民自治講座」分権改革と地方創成の流れと自治体の役割 ー地域市民社会を強くするー に参加して
10月10日1時から5時半のスケジュールで、第1部行政改革、地方分権改革の流れを学ぶ。
並河信乃氏 (元)行革国民会議事務局長、市民立法機構共同事務局長
島田恵司氏 総理府地方分権推進委員会、地方自治綜合研究所を経て、大東文化大学准教授
辻山幸宣氏 公益財団法人地方自治綜合研究所所長
が続いて登壇し、
◎行政改革と地方分権改革の流れ
◎これまでの各種多種多様な制度上政策の洪水の中自治体はいかに自主性を発揮し住民本来の政策を展開できるか
◎自己組織利害優先主義強固な行政組織に国民生活を左右する権限と情報、専門知識が集中していることの問題
◎20年の分権改革の果てに自治体消滅が叫ばれている
◎地方の疲弊は政策的に誘導されたもの
◎地方分権改革で誰がしあわせになったか?
◎地域のことは地域で決める住民自治はもっと進められるはず
以上について痛烈な批判と示唆に富んだ提言をされた。最後に土光臨調で重責を勤められた並河氏が、行政は縛られた存在で必ず「できません」という。しかし実際自治の裁量は広がったし、議員は自由な立場なのだから出来る筈と方策を勉強して突破実現を図るべきとどうも私を睨んで言われた。改革の現場の中心で尽力されてきた、地方自治への篤い理想を持って政治と格闘してこられた方々を間近に見てこれまでの総括と課題を共有出来た貴重な日でした。