予算議会を終えて
9年前の3,11、を筆頭とする大型地震、地球温暖化の異常事態と言える激甚化する風水害、コロナウイルスのパンデミックの様相にまさに文字通り命を守り生き残るための政策の見立が急務です。町長が庁舎の新築を目指したことがきっかけで二宮町ではすでに危機意識が噴出しておりこの議論を生き残りを目指すまちづくりに繋げること村田町政のミッションであることは。総括質疑で確認させていただきました。
以下今後予算執行と並行して行政と私達議会及び住民が協働で検討するべき課題を考えました。
予算審査特別委員会で特に町民運動場、町民体育館に係る委託について質問が紛糾しました。。人生100年時代にこの担当課である生涯学習課の役割は重要です。。行政は専門業務にあたる職員を増やせず創造的な仕事が困難である。管理事業のアウトソーシングは当然の成り行きであったと察します。しかしながらすべての創造性のもとは現場にしかない。特に町民運動場については町のためと受けおった仕事以上の修繕や山林に係る事業を力量のある方々であることからになわれ、さらに山林や風土の資源山西地域のまちづくりについても気付きを蓄積されていた。高齢化のため持続可能な人材確保が委託理由に言われてましたがもし本当に生涯学習の今日的なっ展開が出来ていたらまちづくりの法人を作ろうと言う選択肢もあり得た。
議会に約一億円の予算を計上しているが、例えば1億円使ってまちづくりのプラットフォームを作れば地域は生き返るのではないか。リタイヤしたホワイトカラー人材の働く場、引きこもりの若者も含めて中間就労の場ともなる。まちづくり程面白い、グローヴァルに繋がる仕事と学びはない。
住んでいる町のために多世代の住民が働く事は大きなセーフティネットです。
血税を金太郎あめのような民間事業でなく住む人の創意に基づく事業に投入できればケアするまちづくりへの大きな一歩になりえた。子供食堂や学習支援、自然塾等の活動が療育事業のない二宮町のセーフティネットとなるために明石市が昨年創立した明石子ども財団が参考事例となります。民間事業体の体裁で子どもの居場所作りとして子供食堂や子育てに係る様々な団体のプラットフォームを築いた。
これからの行政はプラットフォームビルダーとして新しい公に向けてコーディネーター力を磨けば住民力の大きな展開の仕掛け人となりうる。事業効果は大きい。総合的に増殖する効果をねらうことこそがSDGsです
防災安全課も新たなリスクに地区防災計画策定のテコ入れ新たなハザードについて国や県と研究を進めているとのこと。具体の避難計画と柔軟な対応に向けた多様な学び、訓練が必要です。防災について町民や団体とプラットフォームを築きコミュニケーションを増幅させるべきです。
先日NHK で東日本大震災で 甚大な津波被害で職員の40名もの死者が出た大槌町のドキュメンタリ―が放映されました。
重い口をやっと今開く被災者である職員の方々の映像は新庁舎問題を抱える立場で心穏やかに見られないものでした。職員の方々の言葉は日本中の防災の糧となるものでした。「官公庁の支持を待った。組織として動かなくてはならないので待っていた。災害を自分毎としなかった。個人の声が上げやすい環境が大事で何を見据えて何を成すべきかの柔軟な状況判断が大事だ。」との言葉です。一方で釜石の軌跡と言われた小学校生徒の避難の成功事例も実際の計画通りの避難場所ではがけ崩れが起きており、とっさにさらに上に上ったために助かったとの奇跡の真相に、それぞれ一人一人が思ったことを声に出し、実行に移すというまさにソフトの力がカギだということがわかります。忖度して静かにしておく、見て見ぬふりをしてやり過ごし逃げるなど蔓延しているこの社会の空気こそが大きなリスクであるということです。活発なコミュニケーションが起こる仕掛けがすべての分野に求められます。
ハードについては被災した多くの自治体の反省意見の洗い出しで最も多い項目が電力確保です。
町民団体が悲願であった自然エネルギー発電所を設置し多くの方の支援で稼動しました。行政としてもこの町のSDGSに資する持続可能な電力確保に向けて町内資源を棚卸にする議論が必要です。新庁舎計画に係るワークショップに実績のあるコーディネーターの招致を求めます。大地の減災力とレジリエンス、脱炭素化のためにも自然を活かす技術、農法、施工方法、林業による風土の保全が急務です。森林環境譲与税の市民協働の活用の条例化を求めます。人と自然を活かす防災があまねくSDGsの項目に資する事業であることを町全体©で共有したいです。
いま刻一刻と激甚化する災害と脆弱化する社会の状況からもこの新庁舎計画のワークショップが真剣なワンチームとなり令和2年度予算では間に合わなかった二宮町生き残りのグランドヴィジョンに向けた賢明かつ大胆な運営と補正予算の処置を求めていきます。
本気の新庁舎建設ワークショップ、伝統的に町民運動として展開されてきた環境再生事業、また本予算でも設備投資される東大農園跡地のシンボル事業と子供の居場所に係る町民活動、多岐にわたる芸術活動はまさに人と自然の関わりを二宮人の視点によるオリジナルなアートといえます。
子どもを真中に大地を俯瞰し高齢者も行政と協働で生き残りの町に向けて仕事を創造するまちづくりこそこの町のキラーコンテンツであることを意識した政策と資金獲得,に行政は努めて頂きたい。
国民健康保険特別会計については
高額な保険料が住民の暮らしを圧迫しています。
子どもの化学物質暴露については村田町長からも審査委員会中に指摘がありました。有害化学物質の私達の健康に及ぼす影響は計り知れません。
本当の免疫力について化学物質に注目する政策の効果は広範囲に見込めることから関連する各課の事業をヴァージョンアップするべきだし、学校を中心tとした地域との共有も重要です。給食エプロンの香害は有害化学物質によるものです。。
後期高齢者医療特別会計については医療よりも当事者の命の質に注目する議論を多様な専門の学術団体と進めて頂きたい。
介護保険特別会計はさらに現場、地域とコミュニケーションを戦略的に進めなければならない。下水道特別会計につきましては最新の費用対効果の研究を活かし、特に災害時の被害軽減に繋がる柔軟な対応を要防していきます。