次期候補者認定について(Ⅰ)

40年前から生活クラブ運動グループとして石鹸運動から始まり議会に生活者である女性議員を送り出してきた私達の地域政党は

神奈川ネットワーク運動(NET)憲章を2005年3月5日に発布しました。

正に地域の政治を変えてきたローカルパーティの記念碑です。

3つの政治理念

「市民社会を強化する」

政治への参加をひろげる
生活者の政治をすすめる
市民民主主義をそだてる

5つの政治姿勢

1.カンパとボランティアで政治と選挙を行なう
お金のかかる選挙が利権政治を生み出しました。私たちは、カンパとボランティアで選挙や日常活動を行ないます。「選挙にはお金がかかる」という「常識」を覆し、市民・女性たちが選挙に出られるようにします。市民がカンパとボランティアで選挙を行ない、政治に参画することによって、市民政治をひろげます。

2.議員もメンバーも活動を公開する
私たちは、市民とともにまちづくりをすすめます。市民が政策をつくったり、多様な活動の領域をひろげるために必要な、政治・議会情報を公開します。さらにNETの活動も公開し、情報提供し、市民の信頼ある政治をすすめます。

3.へんだなと思ったらミニフォーラムを開く
地域の課題は、解決したい人たちが中心となって、関係者・専門家・行政職員などと知恵を出し合い、解決策をさぐります。議会だけが自治のしくみではありません。
さらに、市民は議会に条例・制度を提案できる直接請求制度を持っています。多様な自治のしくみを増やし、政治改革をすすめる第一歩がミニフォーラムです。

4.議員の報酬は市民の活動費にする
市民とともにカンパとボランティアで議席を獲得した、NETの議員は、報酬を個人寄付とします。それらの資金を、地域ネット活動費や研究会費、選挙積み立てとして再配分します。各地域ネットは、市民からの会費、カンパ、バザーなどで活動費を補います。

5.議員は2期8年で交代する
NETの議員は、原則として2期8年で交代します。議員を職業とせず、世代交代をすすめることで、新しい参加をひろげます。権力や情報を長く一人の人に集中させることは、政治への参加を阻害することになるからです。議員が代わり合うことで、議員とともに活動する人々がひろがり、議員経験者が地域に増えることは、市民社会を強くすることになります。

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3つの政治理念について私はNPO法人や複数の住民団体立ち上げに関わり、二宮型公民連携に繋げるべく尽力してきました。二宮は未来に意識の高い自ら創る住民のコミュニティーが磯のように立ち上がり連携のコミュニケーションを進めつつあります。風土、人、行政の相互作用はまさに今注目されまるで宇宙環境のように未知であった大地の中、土壌環境の夥しく多様な微細な生物たちの関係しあうコミュニティのように二宮型を生みつつある。

環境、教育、福祉に於いて貢献できた実感があります。

5つの政治姿勢において、3についてはまさに二宮型が引っ張る状況ですが5については神奈川ネット全体で社会の変化から対応が必要ではと言う議論が起こり現在も微妙な変動の時期を迎えています。

二宮では若い保護者世代と共に子ども達の未来に向けた協働の活動を広げていたため既に私達は複数の素晴らしい候補者となる人材に出会っていました。

必ずローテーション出来ると考えていました。

しかしながらそれぞれの方が議員になることを望まないという結論となり、8月の声を聴いてネット二宮候補者選定委員会を設置。ネット二宮の歴史上初めてという大勢(20人を超える)の円卓会議が開かれ、ネット二宮の候補者として現職の一石ひろ子の擁立が決定しました。

神奈川ネットワーク運動3期目の公認候補認定については2時間を超える本部運営会議の議論を尽くしても前例なく困難でした。

しかしながら住民力の町、「二宮」が未来に向けて市民政治を牽引する力になることは代表も明言しました。

更なるコミュニケーションが必要です。あるいは新たな二宮型市民政治への出発に向けて。

無所属の出馬を予定することは致し方のない状況ですが二宮型市民政治の実践に変わるところはありません。

以上ご報告申し上げます。