二宮753番地電波塔設置に係る事業者説明会はオーナーの意向で撤去されるも予定通り行われました。
9月19日に6月議会に上程され採択された「二宮753番地の携帯基地局に係る陳情」の要望事項であった事業者の説明会がラディアンホールで開催されました。既に地主であるオーナーの意向で電波塔は撤去されており、楽天モバイル者の3人の社員による説明会が予定通り開催されたことは誠意あるスタンスと評価します。
事業者は健康被害は無いとして総務省のウエブの説明とほぼ同様の説明を丁寧にされましたが何度も「医学が追い付いていない状況がある」と言われたことが印象に残りました。
会場には電波塔が自宅のすぐ前に立ったことで健康被害を受けたという母娘の方が状況を説明し二宮町議会陳情提出者である方から激しい非難の言葉や、ほかの参加者の方から企業として健康被害の現状を調査をするよう求める声が上がりました。
私の方は電波塔の設置に係るガイドラインを企業側でどのように持っているのか質問しようと思いましたが発言の機会を得られませんでした。
日本がヨーロッパ先進国に比してなぜ格段に緩い基準値を持っているのか、この説明会に参加して感じたことは、私達はこのような対立型の説明会は持てるものの企業と真摯に語りあう場を持てないでいることです。
企業はそもそも被害を与えようとして推進しているのではない。
機器を利用する生活者側と生産者である企業が歩み寄る道はあるはず。
責め立てるだけでは早期の解決にならない。
私達日本人は戦略を持って対話しルールを創っていく技術を持たなければならないと思いました。
改選後、携帯基地局に係る二宮町の条例制定に向け動きます。