二宮町議会としてロシアによるウクライナ侵攻に断固抗議する決議を表明しました。
和平交渉に女性が欲しい。国連アジェンダに盛り込まれている決議案に明記されている。国家が平和を作れないならば市井の女性達、生命、生活と大地に根差す文化、ヒューマニティで連帯したい。最後の3行にご注目下さい。広島の祈り、昨年命を賭して命の水路をアフガニスタンの地域住民と日本の願いを結集して完成させた伝説の中村哲氏の遺志、人類の平和と真の文明のために尽くした夥しい数の先達の思いを訴えた二宮独自の文言です。
ロシアによるウクライナ侵攻に断固抗議する決議
ロシアは 2 月 24 日、一方的に「独立」承認したウクライナの東部地域にロシ
ア軍を侵入させるだけでなく、ウクライナ全土に侵攻した。多くの人々の尊い命
と平和な暮らしが理不尽に奪われている事態は、断じて、看過できない。
これは、ウクライナの主権・領土を侵すもので、国連憲章を踏みにじる、まぎ
れもない侵略行為であり、断固糾弾する。
ロシアは、ただちに国際秩序を乱す軍事行動をやめ、撤退すべきである。
プーチン大統領は、この侵略行為にあたって、ロシアが核兵器大国であること
を誇示し、欧米の批判や制裁の動きに対抗する姿勢を見せている。核兵器で世界
の諸国を威嚇するだけに留まらず、原子力発電所に対して攻撃を行なったこと
は、唯一の戦争被爆国である日本国民には耐えがたいものである。
さらに、二宮町は平和都市宣言で非核三原則と平和という理想に向かっての
努力をうたっており、今回のロシアによる行為は許されるものではなく、見過ご
すことはできない。
二宮町議会は、ロシア国民を含む国際社会が、ウクライナ侵略反対の一点で団
結し、世界平和のために命を懸けたすべての先達の遺志を固く受け継ぎ、一日も
早く収束に向かうことを強く求める。
以上、決議する。
令和4年3月17日
神奈川県中郡二宮町議会