中村桂子先生と語りあいました!エコにのみやシンポジウム2022「山水郷~循環するわたしたち」

「38億年の生命誌」に日本ならではの未来への提言を続けてこられた世界的な科学者中村桂子先生はまさに大きな「真実」の力で基調講演をされました。

エコフェスタにのみや「ぼくたちわたしたちの地球会議」2022は5月15日ラディアンホールで昨年の歴史的な一歩をさらに進めることができました。

昨年のコロナ下、二宮町と環境団体が協働する環境づくりフォーラムは半年の企画で子ども達を真中に町内の環境団体13の活動現場を取材、報告する舞台を作り、17人の小中学生が「飛ぶ教室」とプレゼンテーションの実践をしました。

二宮町は直後に環境基本計画、総合計画に子ども達を参画させると発表、アンケートやワークショップを持ち、「気候非常事態宣言」発出を決めました。

世界的な激甚化する風水害、山林の崩落、風土再生は非常時の食料や水の確保は喫緊の準備が必要でうわべの対処対応ではなく長期的な視野で抜本的な発想の転換が必要です。未来を見つめるために私達は子ども達と一緒に考えなければならない。

「私たち生きものの中の私」驚くほど瑞々しい集中力で発信されました。「地球に境界線はなかった」宇宙飛行士毛利衛さんの言葉からアマゾンのキーツリー、小さな蜂、植生、森、地球と目もくらむような多様な循環する全ての生き物の38億年の最初の命にたどる事実、さらに、日本の文化を1000年さかのぼる「愛でる」「和える」の言葉の持つビジョンの根幹を踏まえて実践し未来に向けて日本から発信すべきと強調された。

 

後半のパネルディスカッションは「山水」をテーマに歴史的に炭焼きの伝承と循環する山林整備に従事されてきた「湘南二宮・ふるさと炭焼き会」。町内の新進の風土再生を目指す団体で3年前から国の地球環境基金の助成を受ける「NPO法人 農ある暮らしを広める会」の代表の方々と協働する若者団体代表、3月、4月とエコフェスタにのみやプレワークショップ(4つの山と水に係る東大果樹園跡地「みらいはらっぱ」、「吾妻山東谷戸再生」、「川勾の山林整備現場での山道づくり」「炭焼き窯だし見学」と「沢、棚田見学」)に参加された小中学生と保護者の方で持たれました。

「山水郷」という言葉で全国的な大手シンクタンク山水コーディネーターとして活躍される井上岳一さんんがファシリテーターで尽力いただきました。

「移植ゴテ一つで住民の多い世代の方々で手をかけて二宮の風土を再生する道がある」

「人は一緒に働くことで和える力を持つ。二宮町の可能性を感じた」

中村先生はまるでテレパシーのように私達の心を繋ぎ力強く発信くださいました!

自然の力を最大限生かすまちづくりに向けて奇跡の出逢いを活かしたい!!

https://www.chikyukaigi.com(ぼくたちわたしたちの地球会議HPに講演・パネルディスカションの録画が公開されています)