全国市民政治ネットワーク交流集会に参加して

  7月19日20日と、千葉市民会館で開催された全国市民政治ネットワーク交流集会に参加しました。
  1日目は、元我孫子市長の福嶋浩彦氏による、議会改革についての講演を聴きました。行政を革新的に実践された経験をもとに、これからの議会改革に向けて大変切れ味鋭い提言を聞くことができました。

・経験豊かで見識のある市民が、行政の仕事を奪うべき
・これからは、だんだん小さく質を上げて行く
・首長抜きで、議員同士の議論の場を持つべき
・議会に市民を参加させる

   国からの指示待ちではなく、自ら国政をひきよせる本来あるべき自治、市民一人一人が本当に自分はこう生きたいということをしっかり考えそれを繋げる、議論すること、それが民主主義など、実績と信念に貫かれた講演は迫力に満ち、これからの二宮町政に対し大変示唆に富むものでした。また、全国各地の議会改革に取り組んだ事例の報告もあり、各地の女性議員のパワーとと課題を共有出来る貴重な時間でした。

   2日目には、分科会ということで、廃棄物処理、高齢者施設、広報活動などバスツアーもある盛りだくさんの1日でした。皆さんの報告会が最後にあり、特に「風の村」の報告が参考になりました。

      千葉には、生活クラブが運営する高齢者の支援施設「風の村」があり、その生活感溢れる風景に感動したと参加者が報告していました。ホームページには、利用者の権利擁護を掲げてあります。
   「人類社会の全ての構成員の固有の尊厳及び価値ならびに平等のかつ奪い得ない権利が、世界における、自由、正義、及び平和の基礎をなすものである。」と国連の障害者の権利に関する条例の前文を掲げ、権利擁護の基礎となる哲学、理念を共有し、それに気付く感性、それを守るスキルを磨き、まもり、実現するためのシステムを整備していくことに努めたい」とあります。苦情解決第3者委員会を置くなど独自の取り組みがあります。今回は行けなかったので是非とも見学に伺い、二宮の高齢者支援のヒントを得たいと思います。